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結婚後・出産後も正社員で仕事を続けるメリット・デメリットとは?

まめこ

こんにちは!
正社員を辞める勇気が出ず、結婚・出産を経ても仕事を続けているまめこです。
私は出産後1年で職場復帰し、復帰後1年半が経過しました。
今日は、結婚後・出産後も正社員で仕事を続けることのメリット、デメリットについて書きたいと思います。
仕事を続けるか、辞めるかで悩んでいる方のご参考になれば幸いです。

働く女性の増加

厚生労働省が調査している平成30年版働く女性の実情によれば、平成30年の女性の労働力人口は3,014 万人と前年比で77万人増加し、男性は3,817万人と33万人増加しています。
女性の前年比増加率は男性の増加率の2倍以上です。
雇用者総数に占める女性の割合は 45.0%(前年差 0.5 ポイント上昇)となっており、約半数が女性という状況です。

まめこ

弊社の昨今の新卒採用の状況を見ても、人事担当が女性・男性比率が半々になるように意識的に採用していると感じるよ。
年によっては女性の方が人数が多い時もあるよ!
私の時代は女性の採用は2割くらいだったから、ここ10年ほどで環境が大きく変化したよね。

共働き推奨の社会

消費増税や年金支給額の減額、社会保障負担の増加などによる老後不安や、男性の平均年収の減少などにより、共働きを推奨するような風潮があります。
政府は「育児・介護休業法」を改正し、育児や介護を行う労働者が働き続けられる環境を整備してきたほか、「子ども・子育て支援法」の改正で事業所内保育所の整備を支援しているので、以前に比べて仕事を辞めずに共働きを継続しやすい環境にあると思います。

このような状況において、結婚・出産を機に退社する女性の数は年々減っているのではないかと思います。

結婚後に女性が正社員で仕事を続けるメリット

まず、結婚後に正社員で仕事を続けるデメリットについてです。

結婚後に正社員で仕事を続けるメリット

・ダブルインカムなので余裕のある生活が送れる

・キャリアを築くことができる

・夫と対等な関係でいられる

・社会とのつながりが持てる

・万が一の事態(離婚・死別等)が起こっても一人で生きていける

・福利厚生が受けられる

・子供を授かった場合、出産休暇・育児休業を取得できる

メリットについてですが、結婚後も仕事を続けると世帯収入が上がるので、余裕のある生活を送ることができます。
我が家は基本的には夫の給料で生活し、私の給料は貯蓄・投資・レジャー等に回しています。
キャリアを築くことができるので、仕事のスキル・能力も上がり、給与も昇給していきます。

夫に養われているという意識が薄いので、対等な関係でいられます。
社会とのつながりも維持できますので、疎外感・孤独感を感じることはありません。

結婚後に万が一、パートナーと離婚することになったり、死別したとしても、経済的に自立しているので一人で生きていくことができます。

福利厚生のサービスを享受できますし、子供を授かった場合、出産休暇・育児休業を取得できます。
休業中も手当が支給されるのと支給されないのは大違いですし、育休復帰後に自分の正社員の雇用が保証されていますので、安心して子育てに専念することができます。

結婚後に女性が正社員で仕事を続けるデメリット

結婚後に正社員で仕事を続けるデメリットについてです。

結婚後に正社員で仕事を続けるデメリット

・(夫の協力具合にもよるが)家事の負担が増える

・仕事のストレスやプレッシャーがある

・仕事と妊活の両立が難しい

・妊娠中はつわりやおなかの張り等と戦いながら働かなければならない

夫が協力的でない場合は妻の家事負担が増加します。
私の場合、夫が激務で明け方にしか家に帰ってこなかったため、週末以外は一緒に家で食事をすることはありませんでした。
夫の協力はほとんどありませんでしたが、平日は自分の分の料理だけすればよく、家事負担の増加は洗濯と掃除くらいでそれほど苦ではなかったです。

結婚後も仕事を続けてキャリアを築いたことで、後輩を育成する立場になり、業務量やストレス、プレッシャーが増加しました。
そのため、夫婦互いに多忙でタイミングが取れなかったり、生活リズムのすれ違いが起こり、なかなか妊活がうまく進められませんでした。
妊活のために通院するにしても、業務スケジュールの関係で休みが取りにくかったりと、仕事と妊活の両立は難しかったです。

最終的に自然妊娠できましたが、人工授精や体外受精にステップアップしていたら仕事を辞めることも考えていたかもしれません。
(体外受精はお金がかかるので仕事を辞めるのは結構勇気がいりますが…)

妊娠してからも、つわりやおなかの張りと戦いながら仕事をしなければならず、周囲に迷惑をかけまいと無理して残業したり、重いものを一人で運んだりしながら働いていました。
のんびりとしたマタニティ生活を送れたのは産休に入ってからでした。

出産後に女性が正社員で仕事を続けるメリット

続いて、出産後に正社員で仕事を続けるメリットについてです。

出産後に正社員で仕事を続けるメリット

・ダブルインカムなので余裕のある生活が送れる

・キャリアを築くことができる

・夫と対等な関係でいられる

・社会とのつながりが持てる(母親以外の顔を持てる)

・万が一の事態(離婚・死別等)が起こっても子供を養っていける

・福利厚生が受けられる

・子供の進学・進路の選択肢の幅を広げられる

「子供」という新たな存在によってこれまでの仕事の進め方やライフスタイルの在り方を考えさせられることになります。

まず、メリットとしては万が一の事態(離婚・死別等)が起こっても子供を養っていけるという安心感があります。子供を育てるにはお金がかかるので、シングルマザーとして生きる上で収入は高いに越したことはありません。
私の会社は女性管理職を増やしていますので、復帰後数年で管理職に上がる例も珍しくありません。男性並みに稼ぐことができるというのは、正社員で仕事を続ける最大のメリットだと言えます。

また、子供の教育・進路の選択肢の幅を広げられるというのも大きなメリットです。
子供が興味を持ったスポーツ、音楽などの習い事をさせることができます。
将来、私立の学校に進学したり、医者や芸術・音楽の道、留学を希望した場合にも、経済的な理由で断念するという可能性を減らすことができます。

出産後は「○○ちゃんのお母さん」という世界で生きることになりますが、仕事をしていると母親だけではなく「○○さん」という社会人としての顔を持つことができます。社会とのつながりを維持できるので、孤独感を感じることは少ないです。
子供が巣立った後にも、仕事があるので喪失感・虚無感に襲われることは少なそうです。

出産後に女性が正社員で仕事を続けるデメリット

出産後に正社員で仕事を続けるデメリットについてです。

出産後に正社員で仕事を続けるデメリット

・(夫・実家等の協力具合にもよるが)家事・育児の負担が増える

・仕事のストレスやプレッシャーがある

・子供が病気にかかると仕事を休まなければならず、周囲に迷惑をかける

・子供と一緒に過ごす時間が減る

・常に時間に追われ、精神的に余裕がなくなる

・睡眠時間を削って家事・持ち帰りの仕事等をこなし、肉体的に疲労する

・時短勤務、残業対応不可により収入が減る

一番大きなデメリットとしては、子供と一緒に過ごす時間が減ることです。
私は子供と離れるのが辛すぎて復帰前後に毎日泣いて暮らしていました。
周りのママ友は「早く復帰したい」、「育児よりも仕事が好き」と言っていましたが、私は全くそのように思えませんでした。
(今思えばその時点でワーママが向いていなかったのかもしれません(笑))
私は育休取得1年で復帰をしたのですが、我が子は歩くのが遅く、その時点ではまだハイハイでした。
子供が生まれる前は「1歳になったら歩き始めるだろうから、一通り成長を見れるはず」と思っていたのですが、初めて歩くところを見られなかったことが今でも心残りです。
(初めての一歩は保育園でした…。)

また、育休復帰後は常に時間に追われ、精神的に余裕がなくなりました。
なんなら、今も余裕はありません(笑)
「起床→着替え→朝ごはん→保育園送り→出勤→仕事→退勤→保育園迎え→お風呂→夕ご飯→後片付け→ちょっと遊ぶ→寝かしつけ」をひたすら毎日繰り返しています。
(我が家はご飯の前にお風呂に入れています。)

保育園入園後は病気をもらいまくるので、しょっちゅう風邪やウイルスにかかり、仕事を休むことになります。
病気で苦しむ我が子を見ると本当にかわいそうで、早くから集団生活を送らせていることに罪悪感を感じます。
(こういうことを言うと、「何歳であっても集団生活になれば病気をもらう」、「免疫をもらって強くなる」と言われますが、年齢・月齢が小さいほど体が弱いので病気にもらいやすく重症化しやすい気がします。)
当然、仕事が溜まり、持ち帰って家で睡眠時間を削って対応するなどして肉体的に疲労します。
職場にも迷惑をかけて申し訳なさを感じ、精神的に疲弊します。
そのうちに少々の病気では動じないメンタルを身に着け、鼻水を垂らしているくらいなら保育園に預けて仕事を優先するようになりますが、そんな自分に嫌悪感を感じることもあります(笑)
子供のことを最優先に考えて行動したい一方、社会人として責務を果たしたいという気持ちの間で葛藤する日々を送ることになります。

一方で時短勤務や残業対応ができなくなり、お給料は確実に減ります
保育料を差し引くと、手元に残る分はわずか…ということもありえます。
よく計算してから復帰してくださいね。(私はあんまり計算していなかったので、復帰してから給与額に愕然としました。)

私が仕事を続ける理由

「仕事をしたくない、働きたくない」と言っている私ですが、実は就職活動時の会社選びは「女性が長く働き続けられる会社」という軸で会社を選んでいました。
実際に周りを見ても結婚・出産を機に退社する女性はほとんどいませんし、私も仕事を続けられているので、就職活動時の選択は正しかったと思います。

正社員で働き続けることのメリットについては大学生時代から強く意識していたものの、一方で実際に体験してみてデメリットも強く感じるようになりました。

私はワンオペ育児中のため、出産後に正社員で仕事を続けるデメリットを多く感じています。
それでも仕事を続けているのは、「育休を取得したことに対する職場への恩」と「将来のお金の不安」があるためです。
復帰後1年半仕事を続けてきましたが、私は家にいるのが好きなタイプなので、「正社員でバリバリ働きながら子育て・家事をする」というのがどうも性格的に合っていないようです。
自分自身が小学生時代に「かぎっ子」でさみしかった記憶があるので、外で働かずに子供のそばにいてあげられる方法を模索したいと考えています。

働き続けるデメリットばかりを挙げてしまいましたが、もちろんメリットもたくさん享受しております!
自分の頑張りが認められて周囲から評価されるので承認欲求が満たされますし、一人でのんびりとおいしいランチを食べることができま。
ランチ代やコスメ代など、自分で自由に使えるお金があるのも、共働きのメリットだと思います。

家で育児をしていると、どんなに家事・育児を頑張っても「誰もほめてくれない」状態であったり、「一人でゆっくりご飯を食べる」なんてことは不可能です。
気分転換しながら、育児に臨むことができるので「子供とべったり過ごすのが辛い」という方には合っているのではないでしょうか。

まとめ

私の場合、環境に恵まれて結婚後・出産後も仕事を継続することができましたが、夫の転勤や職場の環境などによって、仕事を続けたくても退職せざるを得ないケースもあると思います。

私の大学時代の友人数名も結婚・出産を機に退職しました。
しかし、専業主婦には専業主婦の悩みがあるようで、友人たちは「いずれ働きに出たい」と社会復帰に向けて努力しています。

専業主婦と兼業主婦、どちらを選んでも少なからずメリットとデメリットは存在します。
特に「正社員」で仕事を続ける場合は、仕事にもそれなりの質と量を求められますので相応の覚悟が必要です。
それぞれの置かれた家庭環境、職場環境が違いますので、どちらが良いとは言えませんが、あなた自身の性格やライフスタイルに合った方法を選択なさることをお勧めします。

後悔のない人生を送れるように、お互いに頑張りましょうね。

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